男性と肩を並べての仕事、おなかペコペコの時間を通り越してからのカロリーたっぷりの夜食、そして職場で尽きない対人関係の悩みや「このままの私でいいの?」 という心のかっとうなど、心と体に毎日さまざまなストレスを受けながらも、がんばっている女性たち。実はこうした日々のストレスのひとつひとつが、女性の体に 微妙な影響を及ぼしているのです。
女性の体の健康を考えていくうえでもっとも大切な役割をもっているのが、女性 ホルモンです。排卵や月経を起こしたり、体の丸みや乳房のふくらみといった女性 らしい体つきをつくるのも女性ホルモンの働き。さらに、肌に張りを与えたり、骨 の健康を保ったり、コレステロールの増加を抑える働きなどをしています。
その女性ホルモンの分泌をコントロールしているのが、脳の「視床下部」という ところです。視床下部はホルモン系のほかにも、自律神経系や病気から体を守る免 疫システムも支配しています。そのため、ストレスなどからホルモン系や自律神経 系、免疫系のいずれか1つの機能の働きやバランスが乱れると、ほかの2つの機能 もその影響を受けて、心や体にさまざまな不調があらわれてきます。
こうした「病気にまでは至らないけれど気になる不調」は、いま注目されている 「ホリスティック医療」や「代替・相補医療」の得意分野です。ホリスティック医療 とは、体と心と命が一体化した存在である人間をまるごとみていく考え方で、代 替・相補医療は、漢方やアーユルヴェーダのような東洋の伝統医学と、ハーブ療法、 アロマテラピー、ホメオパシーなど現代西洋医学を補うものすべてをさします。
ここでは、月経前に起こる不快な症状や月経不順など、女性ホルモンに関係する 体の不調やトーフブルをはじめ、働く女性に多い体と心の不調を、ありふれたものか ら不安なものまで、幅広く紹介しています。トラブルや不調の多くは日常生活や本 書で紹介しているセルフケアで改善することができます。
このセルフケアでは、漢方、アロマテラピー、ハーブ療法、ツボ療法、リフレク ソロジーのほかにも、最近注目されているフラワーエッセンス、ホメオパシーも紹 介しています。これらのセルフケアで五感を刺激することは、症状の改善だけでな く、ホルモン系、自律神経系、免疫系のバランス調整にも役立ちます。自分に合っ た自然療法で、日々の疲れはその日のうちに取り除いてくださいね。それでも、い つもとちょっとちがうなと感じたら、ぜひ病気の予防と治療の心得のある医師のも とをたすねて、1日も早くあなたの「元気」と「キレイ」を取り戻してください。
冷え性、肩こり、頭痛、便秘、肌荒れ……女性同士の会話の中で「体の 不調話」についつい盛り上かってしまうことってありませんか。元気そう に見えても、みんな何かしら体の不調を抱えて生活をしています。それも 夜更かしをした日とか残業でクタクタに疲れた日、つい調子に乗って食べ すぎたり飲みすぎたりなど、不調のほとんどが無理をしたときにかぎって 強く出てくるのですから、体は正直なものです。
病院に行くほどでもないけれど気になる、こんな不調の背景には、その 人を取り巻く環境やライフスタイルのほかにも、個人の体質や気質が大き く影響しています。かせにかかりやすい人、かかりにくい人、疲れると胃 腸の調子が悪くなる人、冷え性がひどくなる人など、あらわれやすい体の 弱点は、その人の「体質」を知るサインでもあります。だからいま、ます 自分の体と心の特徴を知っておくことが大切。どんなとき、どんな不調が 出やすいかといった傾向がわかると、不調に対処しやすくなります。
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